私が無意識のうちに忌避した始まりを求めたのは、貴方だった。 私が無意味だと信じた関係をこうして築いたのも、貴方だった。 全ての始まりと同じように、全ての終焉も貴方がもたらすのだろう。 『ブックマンになる。』 貴方が告げるそのときを、ただ、私は断罪されるような心地で待っている。
初掲載 2006年12月18日 Rachaelさま