ごめんシャダイ。力尽きました。
↓考え込みながら書いたらぐちゃぐちゃになって収拾つかなくなったので、時系列。
本当に適当で自己満足な雑書きだが、大丈夫か?だ、大丈夫なのか???
●飯野くん的に。
洪水時代
大天使の代わりに大天使になるよう命じられたけれど、キレて地上へ。
それまで
記憶がない状態でスタートして、大天使によって記憶を呼び戻され、拒絶のエンドレスリピート。大天使が説得に来てもろくに耳も貸さず、「貴方の言葉など信用できない!貴方に人間である私の気持ちなどわからないだろう!」と逆ギレ。大人げない。
20歳
貧乏な学生旅行で、ラスベガスへ。誕生日のこと。何も知らないまま、女バージョンの大天使に一目ぼれ。大天使に促されるまま言われたところに賭けたら、ツキ続けて、一晩でお金持ちに。笑うばかりで儲けを折半しようとしない大天使に、服をプレゼント。そのまま、そのドレスがウェディングドレスに見えたので、勢い余って求婚。それで、リムジンで即席結婚。初夜に手渡されたリングを交換して、命じられるまま、「今生の肉体が尽きるまで(死が二人を分かつまで、ではない。)、共に在ることを誓う。」大天使の真似をしてリングに祝福したら、あっと言う間に記憶がぶり返してしまって、ピロートークがえらい目に。怪しすぎる人と法的にも結婚してしまっているので、警官になる夢も諦める。
27歳
職場に通い詰める大天使に絆されかけてる。元々、大好きだし。が、反抗期の態度を取り続けていたら、大天使が実家に帰省してしまう。飯野くんに合わせて人間になった(力が使えない)せいで、なかなか騒動を鎮圧できないらしい。ていうか、その騒動は、メタトロンが不在で天地のバランスがおかしいために起こったらしい。大天使が大好きで崇拝してて、だからこそ飯野くんにカチンと来てるいじわるなサリエルに、(ベリアルでも可。そしたら、「閣下」って呼んで欲しい。)「肉体が朽ち果てれば、指輪も外れて、あの方も本来の力を取り戻しますよ。そうすれば、こんな苦労することもないのに。」嫌みを言われてしまう。今まではリングが外れて欲しくて仕方なかったのに、外れちゃったら大天使が人間辞めたってことだから、悶々とする飯野くん。外れないでくれ。リングを見続けて、大天使のことを今までになく考え続けた結果、大天使も飯野くんも、属する世界が違うだけで、力の指向性は同じなんだって思い始める飯野くん。サファイアもルビーも色が違うだけで、元々同じコランダムっていう石だし。地上をよりよく治めるために、天に飯野くんが、地に大天使が配されただけなの、デス。
28歳
ストーカーがいなくて、寂しくてたまらなくなってきた飯野くん。バレンタインの晩に、大天使がようやく帰還。ほっとして、何かもうぎゅってしてやりたいけど、今までの態度が態度だけに、なかなかそういう真似も出来かねる。
冷え込む夜。
「ああ、今日はバレンタインか…。すまない、そうと解っていれば買ったんだが、チョコレートは忘れてしまったよ。」
街の華やぎを目にして、日本かぶれの大天使が肩をすくめる。指パッチンできないから、時間も巻き戻せないし。来年に期待していてくれ、なんて言いながら、
「ふっへへ、きみから花束を贈ってくれたって良いんだが。」
「…そんなもの、持ってない。」
憮然と答える飯野くんに、袖にされ続けている大天使はさして期待もせずに、
「だろうね。まあ、残念だが、また来年」
と、途中まで言ったところでちゅうされる、んだ!花なんて持ってないけど、愛情だったら贈れるのよ!的な、ね。そんなノリ。最初は動揺しすぎてわけわかんなかった大天使だけど、よくわからないなりに嬉しくなって、飯野くんの背に腕を回して、もっととせがんで、ちゅっちゅしてたら、寒かったのが嘘のようにあったかい。動悸息切れ眩暈で、くらくらする。で、そこでふと我に返って、あれここ公共の場じゃん。職場のまん前の通りじゃん。同僚たちガン見じゃん。笑ってるよ。何か微笑ましい視線が痛いよ。思わず、人間らしい感情でいたたまれなくなってしまった大天使の手を強く掴んで、我慢できない飯野くんが、さっさと家に連れて帰って、大事な嫁さんをハグすれば良いと思いました。
朝のピロートークは、反省会と愛の言葉と、飯野くんによる
「花屋に行こう。あなたに抱えきれないほどの花束を贈りたい。これまでの分も。」
初掲載 2011年2月6日